COLUMN

韓国鍼灸界の長老 金 南洙(キム ナムス)氏から学んだこと

院長の師匠である韓国鍼灸界の長老 金 南洙(キム ナムス)氏

104歳の現役鍼灸師
1915年生まれの金 南洙氏は現在104歳。今でも一日に25人の患者を診察・治療している韓国が誇る現役の鍼灸師です。その人気はインターネットの治療予約枠がたったの4秒で埋まってしまうほどで、韓国では誰もがその実力を認める鍼灸界のヒーローです。無極保養灸と名付けられた金氏のお灸法は古典に書かれていた多くの灸術を20年かけて調べ、40年臨床で実践、立証した医術で、多くの人がこのお灸法によって、健康な身体を取り戻しています。

金氏が診断で一番大切にしていることは、患者さんとの会話です。会話の中でも重点を置いて診ているのが、患者さんの話し方や表情だそうで、5分くらい話すと患者さんの状態がだいたいつかめるそうです。

当院院長も患者さんととてもたくさんお話しをします。一見雑談とも思えるその会話からも患者さんのその日の状態を観察し、その状態にあった最適な治療を判断しています。

治療で使うツボはたったの8つ
金氏の治療は基本となる8つのツボを、その症状に合わせて使い分けます。身体に約360個あるといわれるツボですが、金氏の使うツボは8つなので、簡単に覚えることができます。
例えば、食欲不振、下痢などの消化器系の機能の低下や顔色が悪い、疲れやすい、痩せる、手足に力が入りにくいなどの症状のときは、中脘(ちゅうかん)、曲池(きょくち)、足三里(あしさんり)というツボを、慢性病や更年期障害、不妊には気海(きかい)、関元(かんげん)というツボを、気管支炎、喘息などの呼吸器の症状には肺兪(はいゆ)というツボを、耳鳴り、痔疾患、脳溢血には百会というツボを、精神疾患には膏肓(こうこう)というツボを使い、それらのツボにお灸と鍼を同時に行います。

治療ではお灸のほかに鍼を使いますが、お灸だけでも効果はあるので、患者さんに自宅でもお灸をすることを勧めています。

100歳を過ぎても患者と向き合い、現状にとどまることなく、鍼灸の治療効果を追及し続ける金南洙氏。院長の裵 晙映(ハイ ジュンヨン)も金氏を目標に、日々努力、奮闘しています。

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